FREITAGのバッグお帰りなさい

3月に修理に出したお気に入りFREITAGのバッグ。

修理が完了してこんなわけのわからんメールがきました。

こんにちは、亘。 
「遅かれ早かれ、人は死を自在に操れるようになるでしょう、命を永らえることによって。」 
死体を繋ぎあわせて怪物を作りあげたスイス人青年、フランケンシュタイン。上の一文は、その物語の作者であるメアリー・シェリーが残した言葉です。―もっとも、私達はまだその域には到達していませんけどね。 
それでも、私達のバッグ再生職人達は、縫合し、継当てをし、温風で乾かし、あなたのF-製品が永眠してしまわないよう、最善を尽くしました。その結果を御覧ください―ヴィクター・フランケンシュタイン青年が最初に実験室で行った試みよりも、ずっと素晴らしいものになっています! 

あなたのF-製品F77 BENが「新たなライフサイクル」を始められる準備が整っております。すぐにでも受取りは東京銀座のFストアで、生まれ変わったバッグをお引き取り願います。 

それでこそバッグの生命が報われるというものです! 

心を込めて、またお会いできる日を楽しみにしています。 
あなたの YOUR F-CREW

そういえば、受付をしてくれた店員さんが変なメールが来るけど気にしないでって言ってたっけ。

で、今日なら行く時間がありそうということでFREITAG銀座へ。

比べてみるとこんな感じ。

メールはおかしな感じだったけど、仕上がりはびっくりなレベル

ハゲて穴の開いたところが無かったことになったようにキレイに調色されてリペアされています。さすがに少し光の当て方を変えたり、内側から見ると色が少し違和感のあるところもありましたが気になるレベルじゃないです。

ちゃんと動かなかったジッパーも交換されていて、買い換えたような満足感です。

しかも全体的な擦れた感じはそのままで、修理した箇所も違和感ないようにエイジングされてるかのように見えます。

今日受け取った店員さんは、受付てくれた店員さんと同じ方で、
「すごいですね!」と話してたら、「受け取った時の穴の開いた状態をよく覚えています。これからも長く使ってくださいね。」と、渡してくれました。

また壊れてもこうやって直せるなら安心して現場に持っていけそうです。