モノをデザインすること

公衆便所をデザインしてみました。 もう少しで出来上がりのようです。

以前設計した住宅のすぐ近くに建てられた公衆便所。

公園の中のトイレという事で、元々はこんなタイル貼りの既製品を置く計画でした。

実際に、その家から見えるのは後ろですが、いかにもトイレという感じで結構不快です。

(写真はベニヤで養生してあります)この便所は市が隣地の住人の承諾を得ずに公園内に建てたそうです。その後隣地の人と市の話し合いで、外観を変更しても良いという事でデザインを検討する事になりました。

3Dで検討してみると、窓からはこうやって見えます。いつもみどりが見えていた景色からトイレを眺めるのはイヤなので、ここに大きなプランターがあるのはどう? ということで、ウッドデッキで使う材料の外観にしてもらう事を提案。 ホントは屋上に植栽をして、大きなプランターとして使って欲しかったのですが,メンテナンス上の理由で実現しませんでした。

まあ、市のやることだからエイジングする素材は無理かな?と思ったのですが、出来るじゃないですか〜 もう少しで出来るので、囲いが取れたら見に行きたいです。

モノのデザインは、使う人や見る人が心地よくなるためのものだと思います。 デザインを変えた事で、心地よく暮らせるようになってもらえると嬉しいですね。