ホームシアターの音環境を体験してみた
ホームシアターというとキッチリとスクリーンから音響から整備して大画面を作る高級なイメージがあるのですが、自分がやりたいと思ってるのはそういう専用の部屋を作るようなホームシアターではなくて、普通のリビングに作るカジュアルなホームシアター。そんなカジュアルな感じにするにはデザインも重要。スピーカーもスッキリ収めたいところです。もちろん新築じゃなくても構築していきたい。
そんなことを言いながらも以前我が家では、仕事部屋に5.1chのサラウンドスピーカーを有線接続してプチホームシアタールームを構築していました。でも、大画面の映画やゲームを見たりするにはやっぱりみんなの集まるリビングがいい。そんなことを思っていたタイミングでAVアンプが故障。仕事部屋も子供部屋になったのもきっかけで、本腰を入れてホームシアターをリビングに作ろうと思い、音環境は以下の3パターンで考えてみました。
- 1. サウンドバーを接続して、フロントスピーカーだけでサラウンド環境を作る。
- 2. AVアンプを接続して有線でスピーカーを接続する。
- 3. サラウンドヘッドフォンで、個人で楽しむ。
で、そんな音環境の体験をするために銀座のSONYのショールームに行ってみました。
ここでは、SONY製品ばかりだけど、検討中の3パターンが試聴できるのでその違いを感じることができそう。ショールームに行ってみたら店員さんが丁寧に接してくれて同じ映画の同じシーンでそれぞれの違いを試聴させてくれました。お試ししたのは「Bohemian Rhapsody」のwe will rock youを歌うシーン。
まずはサウンドバータイプの体験
サウンドバータイプはヴァーチャルにサラウンド感を作り、部屋の壁や天井に跳ね返った音を利用することが多い。しかしこの製品は天井しか跳ね返りを期待していないところがいい。天井面はDolby Atmosの上から来る音に利用するので平らな天井が理想。我が家のように勾配天井でも大丈夫かと思い聞いてみたところ多少影響するけど問題になるほどでもないとのことです。
そんな説明を聞いて最初にHT-ST5000を試聴
これは、思ったよりもサラウンドを感じました。ライブシーンの包み込まれるような感じもあります。
なかなかいいかも?と思ったけどお値段もいいので、それに見合うかはちょっと考えちゃうところ。
配線がHDMIと電源だけで、ウーファーも電源だけあればOKのワイヤレスなところもいい。
そんなヴァーチャルなサラウンドを聞いた後に、AVアンプ+有線スピーカーのリアルな配置を体験
使用していたアンプはSTR-DH790
やはりリアルなサラウンドは包まれ方が違います。またひとつひとつの音がクリア。
まあ、置き場所と配線ができるのであればベストな選択だと思います。
でも、新築やリフォームの時でないと配線が綺麗にできないのが大きな欠点。
コンセプトのカジュアルなサラウンドではないかな・・・
で、3つめのサラウンドヘッドフォンを体験
これもサウンドバーと同じようにヴァーチャルなサラウンドをヘッドフォンの中に作るもの
試聴したのはWH-L600
リアルなサラウンドを聞いた後なだけに、ほとんど臨場感を感じられなかったです。
正直これを買うことはなさそうだな。展示はなかったけどサラウンド感がアップしてそうなMDR-HW700DSの方が試してみたかったです。
と、ここまで体験してみてもう少し安価なサウンドバーはどう?と思ってこのHT-Z9Fを体験させてもらいました。
結論としては、これが一番良かったです。まずはフロントだけで試聴してみて包まれる感じは最初に聴いたサウンドバー以上に感じました。その後サラウンドバックスピーカーも接続した状態で聴くとさらに倍増。ライブシーンでは会場にいるような感覚に近い印象でした。この、サラウンドバックスピーカー、ワイヤレスで追加できて必要なのは電源だけ。もちろんウーファーもワイヤレスなので、設置場所もフリー。
サウンドバータイプのものは、今まであまり期待してなかったのですがなかなか良かったです。今回体験したのは上位2機種だったのですが、もっと安価なモデルだとどうなのかは気になるところですね。
そういえば、こんなスピーカーも体験しました。サラウンド感は期待するほどでもないのですが、振動がきたり自分の周りだけに音がなる感じはなかなか良かったです。大きな音が出せなさそうな環境だと簡易的ではあるものの結構楽しめそうな印象でした。ただし、見る人の人数分必要なのが欠点。受信機1台に付きネックスピーカーは2つまで接続できるそうです。
できればワイヤレスで、音環境を作りたいと思って調べてますが、なかなか難しいですね。でもそうやって調べたり試したりするのも面白いので色々探してみようと思います。