これは我が家の写真ですが、階段の手すりの縦の棒に注目して欲しい。
最初の1段目の一本だけ真っ黒。
こちらの写真も我が家の階段。こちらも最下段の手すりの縦の棒だけ真っ黒。
どちらも子供の仕業で、みんなここを握って降りるので塗装が剥がれてスチールの黒が出てきてるのです。つまり一番下の段を下りる時は手すりではなくこの縦の棒を握ってくるりと回って床に下りていくみたい。下の方の写真では向こう側の壁も真っ黒で、そこを触って下りてることがよくわかりますね。
この1段目の手すりの縦の棒は、自分が退院時にもよくつかまっていて、階段の上り下りが不安だった頃に下りやすかった記憶があります。設計上一般的には手すりが連続していることが重要なのですが、実際使ってみてこの縦一本の方がありがたみがあるな〜と感じます。そう思うと腰壁のある階段も縦に一本手すりを付けるのも良さそうですね。
子供達の行動は、予想してないことをやってくれるので設計の仕事をしていると、とても参考になります。