道具が変わると仕事のやり方も変わってくる
2019年2月16日
最近は図面は描くというより、3Dモデルを作る作業になって来ている。
図面を描くというのは、伝える目的もあるけど詳細の検討のために描いていることが多い。
今までは自分の設計の中では展開図が主にその役割を果たしている。
展開図というのはこうした、部屋の断面図をその部屋ごとにぐるりと見渡す図面のこと。
普段図面を見慣れていない人には少しわかりにくいかもしれない。
しかも、この状態って遠くから見ないとありえない視点なので、これで検討していていいのかな?
という疑問を感じてくるようになって来た。
同じ展開図を3Dで見てみるとこんな感じ。
カウンターの前に寸法を入れてるので、奥との差が出ている。
実際に見えてるのはこの3Dの見え方の方が近いので、この視点で検討した方がいいのでは?
と思うようになってきたので、最近少しづつ実践してみてる。
例えばこの照明なんかも、もうちょい上に上げたらどうだろう?
ということで150ミリ上にしてみると・・・
ちょっと上すぎかな?やっぱり下げよう。
というような検討がこの視点でできる。
一昔前の3Dモデルはプレゼンのためにあったけど、最近は完全に思考するための支援ツールだなと思う。