仕事を「楽」にしたい

これを「らく」にしたいと思うか 「たのしい」と思うかで、内容が変わってくる。 

しかも、それはだいたい相反するものだったりします。

今の社会では「らく」にすることを優先して いろいろ考えてきているような気がします。 

例えば、家事で考えてみても… 食器洗いを食洗機にしてみたり 洗濯を乾燥洗濯機にしてみたり いつでもお湯が使えるように電気のポットがあったり

では、「たのしい」にするにはどうすればいいのでしょうか?

食器そのものを手で丁寧に洗いたくなるようなものにするとか 洗濯を干す道具や、場所を使いたくなるものにしたりとか やかんや、保温ポットをお気に入りのものにするとか

もちろん、「たのしい」生活は「らく」に相反するものなので 「らく」じゃないです。

 でも、その時間が「たのしい」ことの方が大切なのでは? 

 これは、住宅の建材にも言える事で、手入れの「らく」な建材は だいたい「たのしい」ものではないです。

わが家のパイン材の床、傷もつきやすければ汚れやすい。 でも、そこで過ごす時間が「たのしい」愛着を持てる建材だと思います。 はいつくばって雑巾掛けをしたあとのほんのりとした光沢は気持ちがいいです。 

しかしながら、すべてを「らく」じゃないものにするといろんなことがイヤになってしまいます。 

ウチでも食洗機を使って、テフロン加工の「らく」なフライパンも使ってます。

 こうした「らく」と「たのしい」はバランスが大事。 

おうちやではその人の暮らしにあわせたバランスの良い、「たのしい」家をつくりたいものです。