マンションリノベーションの現場
元々二つだった部屋の間仕切りを撤去して一部屋にする計画。
元々はこのようにふた部屋に分かれていて
間仕切りがありました。
その間仕切りを撤去したところ、使いたい照明のスイッチ配線が
撤去予定の壁に中に・・・
今回はコストと天井高さの問題から天井を新規で貼らずにコンクリートのまま仕上げる計画。
つまり、この配線をするには壁まで電線を露出させるしかない。
電線を露出する場合は天井に這わせてプラスチックのカバーをつけるのが一般的な施工方法です。
しかし、「隠しましたよ」という感じがして個人的には好きじゃありません。
また、コンクリート剥き出しな天井であれば、鉄管に入れるなど、インダストリアルな雰囲気もいいのですが、この空間には合いそうにない。
そこで、木製の梁型を付けることをご提案
実際は右の方だけあれば良いのですが、部屋の両端まで通しています。
こうすることで隠した印象も無く、将来簡易的に間仕切りをする場合にカーテン等を付けやすくなります。
リノベーションは新築工事と違って、計画通りに行かないところが度々出てきます。
現場で出てきた問題を、こういったデザインをすることで解決することも重要な仕事ですね。