手の届く家

昨日、TOTOギャラリー間で開催されている 「中村好文展 小屋においでよ!」 に行ってきました。

乃木坂にある会場では、今まで中村氏が見てきた小屋の紹介があり、中庭には、実際に作られた小屋がありました。 こんな、小さな家の中にエネルギーがいっぱい詰まっているのが伝わってきます。

屋根の上には、高架水槽の役割を果たす樽や、ソーラーパネル+風力の発電機も付いていて、エネルギーがまかなえるようになってるみたいです。こういった機器のデザインもぬかりないのはさすがです。

室内に入るとスケール感の見事さにも関心します。天井は手が届きそうな高さなのですが、それがまた心地いいです。

この部屋の照明はこれだけ。でも、実際じゅうぶんなんだろうな〜。オリジナルでステキ。ちなみに会場にはこの図面まで惜しげもなく展示されています。

キッチンはものすごくコンパクトで、いっさい無駄がなく、使いやすそう。さらに、この小窓がステキ

水周りも、シャワー・トイレ・洗面と無駄がなくまとめられています。それでいて心地よさそう。

ドアの金物類もステキ。 窓のかんぬきは、以前設計した住宅でも使ったことがあります。

収納も、コンパクト。ハエたたきがステキです。

展示されていた模型には、作業小屋も付いていました。これまた図面を見ていると良さそうです。

小屋はミニマルに暮らすためのエネルギーが詰まっていて、良かったです。展示は6月までやってるみたいなので、また、行こう〜 おうちやでも、小屋の計画がありましたが、今2013年版の小さな家を計画中です。今度のものは小屋と呼ぶには少し大きいのですが、普通に心地よく暮らせる家を作りたいと思っています。これもまた具体的になりましたら紹介していきたいと思ってます。